ラジニカーント&ミーナ第2弾
ヤジャマン
踊るマハラジャ2

お待たせしました!今度は泣かせます。

「ムトゥ踊るマハラジャ」の黄金コンビ、ラジニカーント&ミーナが贈る第2弾!
 1998年、日本全土を興奮の渦に巻き込んだウルトラ・ハッピー・マサラムービー「ムトゥ踊るマハラジャ」。その主演コンビ、スーパースター・ラジニカーントとミーナが、今度はかつてないスケールの愛と感動を運んできます。誰からも尊敬される男ラジニ、だがそれを妬んだライバルは彼の愛する妻ミーナに毒を盛った。死の淵にありながら妊娠したと夫に偽るミーナ、それを優しく包むラジニ、やがて堪え難い悲しみが彼を襲い、壮絶な怒りが爆発する!笑わせるばかりがマサラ・ムービーではありません。これぞ涙と怒りのスペクタクル・「ムトゥ」とはまた違った熱い興奮がここにあります。もちろん、豪華絢爛な歌と踊り、ナンセンスな笑いや熱いアクションも満載、これはすべての映画ファンに贈るスーパー・エンタテインメントです!

「ムトゥ」の次はコレしかない!
「ムトゥ」封切前から、2本目をやるならこの作品と決めていました。「ムトゥ」の後に、二匹目のどじょうを狙う映画がたくさん公開されるは目に見えていましたが、ブームに便乗して残飯を漁るようなことには絶対に荷担したくありませんでした。私の知る限り、ハッキリいって、何本見ても後にも先にも「ムトゥ」を越える作品は存在しません。でも、この映画には「ムトゥ」とはまったく違う魅力があったのです。それは、「ムトゥ」の“笑い”とは対照的なインドのマサラ・ムービーのもうひとつの特徴である“泣き”のスペクタクルでした。似たようなタイプを求めるなら「ムトゥ」を何度も見た方が絶対いいのです。そして何よりこれはラジニとミーナの初共演作です。どこまでも硬派なラジニと、可憐なミーナのピュアな悲恋ラブ・ストーリーの感動は「タイタニック」をも完全に越えていると思うのです。さらに、A・R・ラフマーンとはひと味違った楽聖イライヤラージャの伝統的でメロディアスな音楽も必聴です。監督は88年に31歳で監督デビューして注目され、近年タミル・ナードゥ州政府の記録映画も手掛けている俊英R・V・ウダヤクマール。奥の深い台詞のひとつにも御注目ください。製作は南インド最大のスタジオ、AVMプロダクションズ。これは「ムトゥ」を愛するファンに必ず満足してもらえるもう1本の傑作です。
江戸木純
【映画評論家、「ムトゥ」「ヤジャマン」配給プロデューサー】
ハンカチの御用意を、愛と哀しみのダンスで奏でる涙と怒りのスペクタクル。
 正義の男ヤジャマン(ラジニカーント)と、私欲のために手段を選ばない冷酷な悪党ワッラワラーヤ(ナポレオン)は、村の指導者の座をめぐって争う因縁のライバルだった。ヤジャマンは牛車レースに勝ち、村一番の美しい娘ワイティーシュワリ(ミーナ)を妻にするが、ワーナワラーヤンはマジャマンの跡継ぎを絶そうワイディーシュワリに毒を盛った。ヤジャマンは愛する妻との美しくも悲しい思い出を胸に、卑劣な敵への怒りを爆発させる!

AVMプロダクションズ製作

出演/スーパースター・ラジニカーント、ミーナ、ナポレオン、センディル、牛ほか多数。
監督・脚本・歌詞/R・V・ウダヤクマール/製作:M・サラヴァナン、M・バーラス ブラマニアン
製作補:M・S・グーハン/音楽:イライヤラージャ
1993年・インド映画/カラー/シネマスコープ/タミル語/2時間45分
日本語字幕訳:松岡葉子/東京国際ファンタスティック映画祭98参加作品
提供:ジェイ・シー・エー/EDEN/配給:ジェイ・シー・エー